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心のゆくえ (Where does the heart go)

Multi-channel video installation 
Dimensions variable
2024

IMG_ 31.jpeg

私の作品は、主に映像とインスタレーション・アートです。 記憶や孤独のメタファーとして、光や街並みを使うことが 多いです。灯火は人間が作り出すものであり、私にとっては 人間存在の象徴のようなものです。

4年前に香港から福津市に引っ越してきたのですが、福津市 とみやま市の一番の違いは、福津市は住宅地が多いのに対し、 みやま市は田畑が多く、夜は特に静かで暗いことです。

今回の作品のタイトルは《心のゆくえ》で、中央の部分は 滞在中に筑後地域のいろいろな家庭から集めた光です。夜は とても暗いので、街灯や家の明かり、月の明かりが頼りに なります。私はこれらの家をある距離から撮影し、撮影しな がら、さまざまな人にとっての家とは何かを想像し続けまし た。窓の形や色、カーテンの素材、この小さな出口から家族 の大きさや暮らしぶりが想像できると思います。

床に置かれたブラウン管テレビでは、私が滞在中に出会った 人々のインタビュー映像が再生されています。私は、様々な 人々にとって家というものがどういう意味を持つのかを知り たいです。過去に住んでいた場所が家だと思っている人もい ます。私は外国に住んでしばらく経つので、家というものが 何なのかまだわからないけれど、将来は家の存在を感じられ るようになりたいと思っています。

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